子供が作れない体になった事に関して思う事

男が女性ホルモン剤を服用し続けると精巣等の機能が止まり、化学去勢の状態になります。

実際、私もリビドーが無い状態なので気乗りはしないものの確認の為に作業(隠語)をしましたが、私の場合は3ヶ月でほぼ止まり、半年で全く液体は出なくなりましたね。

少なくとも現状を続けていれば子供を作る事はほぼ不可能だと思います。玉を取れば確実なんですけどね。

トランスジェンダーの中には子供が作れなくなる体になる事に悩む人も居ますが、少なくとも自分は真逆の立場で寧ろ安心しているんですよね。

元を辿ると、小学生の頃から性転換に関して考えていたという事に関しては以前書きましたが、一方で「自分は絶対に子供を作ってはいけない」って子供ながらに考えていたんですよね。

理由は個人的な事情が多すぎるので割愛しますが、大人になるにつれてもその考えは変わらなくて、寧ろ子供を作ってはいけない理由が増えてしまったので尚更気持ちが強くなってました。

男の体である以上、無精子症等の何かしらの問題が無い限りは子供が作れてしまう可能性がありますし、とにかく「自分に子供が作れる可能性がある」というその部分がとにかく嫌で恐ろしくて鬱屈とした気持ちを抱えながら日々を過ごしていました。

そういう事情もあって女性ホルモン剤を服用する事に対しては抵抗感は無かったのですが、結果的に実質的な化学去勢状態になってとてつもない安心感を覚えています。

自分では心の片隅にある問題程度の認識だったのですが、どうも割と深く悩んでいたのか、悩みが一つ減った事による心の軽さというものを感じますね。

何かしらの事情で女性ホルモン剤を中止する可能性の事を考慮すると、玉がある限りは僅かでも復活する可能性があるという話を聞くのでそういう点でも、せめて玉だけでも取っておきたいなと考えてます。

作りたいという方向で悩む人の声は多く聞きますが、私のように作りたくないという方向で悩む人の話はあまり聞かないので多分少数派の悩みなんだろうなと感じてますが、少なくとも自分一人は救われたからいいのかな。とも考えてます。