五感が変わった話

女性ホルモンを服用して1年ちょっと程度ですが、五感にもある程度変化が出てきているなと実感します。

以下、個人的に感じた変化。


視覚:どうやら女性ホルモンであるエストロゲンには眼圧を下げる効果があるらしい。

よくよく考えると女性ホルモンを服用してから目がしんどくなる事があまりないので眼圧が下がっているんだと思います(眼圧が高いと病院で指摘されているので尚更実感します)。


聴覚:正直な所、あまり変化を感じないように思えます。

個人的な話、音声作品においては以前なら大人向けの作品を聞く事が多かったのですが、女性ホルモン服用以降はリビドーが無くなったのもあってか、自然音を含めた癒やし系の音(音声)を好むようになりました。


触覚:あまり変化を感じない。ただ、肌触りの良いものに対しては少しこだわるようになりました。(例:スベスベの布地。撫で心地のよい自分の髪、もとい後頭部等)


味覚:今までなら味の濃い食べ物が好きだったのですが、今だと味の濃い食べ物は塩辛いと感じてしまい若干苦手になってきました。現状としては適度な味付けから薄味の食べ物を好むようになりました。なので料理をしてても味付けは気持ち控えめになりましたね。とはいえ流石に味が無さすぎるのは困りますが。

これを書いている今現在ですとチョコの甘さが苦手になったのでココア以外のチョコを控えるようになりましたし、レモン以外の柑橘系も苦手になってきたので果物もですがオレンジジュースも控えるようになりましたね(味覚の変化は加齢の影響もあると思います)。


嗅覚:女性ホルモンを服用して半年過ぎるまであまり自覚が無かったのですが、夏になった辺りから今まで気にもしてなかった家の香りや、食べ物等の香りに対して徐々に敏感になってきました。特に秋~冬辺りという服用して1年近くになってくると顕著に変化を感じました。

分かりやすい所ですと、アロマ系の香りは元々好きだったのですが、この変化を感じてからは今までは香りに対して大雑把にしか感じてなかったのが今だと細かく感じるといいますか、嗅覚の幅が広がった気がします。

「いい匂いだな」と、なんとなく思ってたのが「あぁ……好きだなぁ……」と深く感じる事ができ、香りにより癒やされるようになりました。

バニラ系の香りは今までなら甘ったるい感じが苦手で避けていたのですが、久々に嗅いだらその甘い香りに対してはまだ若干の抵抗感はあるものの、どこか優しく包まれるような独特の雰囲気がなんだが心地よくて「バニラ系も悪くないな」と思うようになり、バニラ系は苦手だったのですが「嫌いじゃない」レベルに変わってきました。

冬場ですし、バニラの香りがするハンドクリームも試してみようかなと考えてます。

(仮に女性の嗅覚が元からここまで敏感だと仮定すれば、そりゃ自分の体臭だとか香水に対して色々と気にしたりこだわるのはちょっと分かる気がします。)


感じた範囲で書いてみましたが、味覚と嗅覚の変化を強く感じますね。

それこそ元々紅茶は好きでしたが、こういう変化もあってか去年は妙に紅茶に対して色々とこだわりが出てきてた辺り、味覚と嗅覚の変化が大きく影響しているのかもしれないですね。

一年程度でここまで変化が出るなら、今後はどのように変わっていくのか楽しみになってきますね。